アルバムを整理していたところ研修旅行の写真が出てきました。
遠征で旅行手配をしているうちに旅の楽しさを知り、旅の経験が増えると知識を増やしたくなり資格を取得、それをきっかけに旅行の仕事に就いた時期がありました。
ちょうどその頃、 某旅行代理店の〇周年記念キャンペーンとして『旅行会社向けモニターツアー(観光名所やホテル視察を中心とした研修旅行)』が企画され、私の職場にも案内が届きました。
仕事で観光名所やホテルをお客様にご紹介するうちに、旅をするだけでなくホテルについて掘り下げて調べることも好きになっていたので、上司と先輩に参加希望を願い出たのです。
いくつもある研修先の中から私が選んだのが ニューカレドニア でした 。
その時に体験したことや視察したホテルについてご紹介します。
「ニューカレに行ったらどこに行こう、どこに泊まろう」とお考え中の方は参考にしてみてください。
もし何のドラマかが分かった方がいらっしゃいましたら、コメントいただけたらと思います。一緒に分かち合っていただけたら嬉しいです。
存在を知ったのは映画、行くことに決めたのは憧れた人の影響
日本でニューカレドニアの名前が有名になったのは映画『天国にいちばん近い島』がきっかけだと思います。原作は森村桂さんの旅行記で、角川映画が映画化したことで一気に話題になりました。
当時カドカワ作品および主演を務められた原田知世さんの作品が好きだったので、その名称は深く記憶に残っていました。
その数年後、私が応援していたタレントさんが写真集の撮影やドラマのロケ地として使われ、何度も訪れるようになられたことで馴染み深くなり「記憶に残っている場所」から「いつか必ず訪れたい場所」に変わりました。
その為現地の情報を学び業務に活かすことが大前提ではありましたが、自分の中に「撮影に使われた場所に行く&同じアングルで撮影する」という裏テーマを抱き、現地に飛びました。
ヌーメアの観光名所~「プチフランス」と呼ばれる美しい風景と歴史の爪跡
成田から約8時間半、ニューカレドニアのメインアイランドグランドテール島・ヌーメアに着いたのは早朝6時でした。
念願の地に着いた嬉しさはもちろんですが、一度フランス語圏に行ってみたかったので(ニューカレドニアはフランス領です)早朝にも関わらずワクワク感でいっぱいでした。
宿泊ホテル『Nouvata Parkroyal Noumea(ヌバタ・パークロイヤル・ヌーメア)(現:Complexe Nouvata Parc- Le Parc~ルヌバタ、もしくはルパーク)』でのチェックインを済ませた直後、さっそくホテル視察の為移動しました。
最初のホテルがいきなり私の行きたかったロケ地のひとつ『Le Surf Novotel(サーフノボテル)(現:Le Surf)』でした。ホテルの入り口もロビーも全部ドラマで見た光景だったので、一気にテンションが上がりました。
観光で泊まりに行っていたら絶対に入ることのなかったスイートルームも見せてもらえ、撮影に使ったお部屋タイプを知ることも出来ました。
ドラマのシーンを思い出し秘かに感動に浸りながら、且つ仕事に活用出来るようにしっかりと見学しました。
1日目のホテル視察を終えた後は、お客様が周る市内観光のコースを案内していただきました。
● 水族館 いちばんのみどころが光る珊瑚『ノーチラス(オオベソオウム貝)』で、大きな展示物がある訳でなく規模的にはかなり小さめでした。水槽で亀の甲羅を直接触れたのが印象的。
● ウァントロの丘 とにかく見晴らしの良いところでした。第二次世界大戦時の大砲がそのまま置いてあって驚きました。
● 朝市 5時から10時まで開かれているとのことで、私達が到着した時間には既に賑やかさが半減していたと思われます。事前に調べた資料に書いてあった「焼きたてのパン」が食べたかったのですが巡り合えませんでした。同行者の方は搾りたてのフルーツジュースを購入されていました。
● FOLの丘 市内を通って坂を上がるとたどり着く小高い丘。ウァントロの丘が遠くの島々を眺めるところとするならばFOLの丘は市街を一望できるところでした。セント・ジョセフ聖堂の裏にある為、聖堂からモゼル湾までの眺めが「まさにフランス領」といった感じでした。
● もう一ヶ所「以前牢獄として使われていた教会」に行ったのですが名称を忘れてしまいました。当時のイメージを感じさせる為の演出がなされていて、腰に鎖を巻いた囚人役の俳優さんと記念撮影までしたのですが・・・
自由時間の過ごし方とフランス語メニューでも失敗しないレストランについて
夕方以降はフリータイムでした。まずはツアーメンバーの方とタクシーボートと呼ばれる船に乗り、5~10分で行けるカナール島へ行きました。
シュノーケルなどのマリンスポーツでひとしきり遊んだり、サンセットを眺める等、短い時間の中でビーチリゾートへ遊びに来た気分を味わった後、ホテルのあるグランドテール島に戻り、食事に出かけました。
レンタカーを借りる時間もありませんでしたし、翌朝からのスケジュールも考慮したうえで、お店はホテル周辺で選ぶことに決めました。その中からオーダーで失敗をしなさそうなイタリアンレストランに決めました。
当然のことながらレストランのメニューもフランス語なので、メニュー名や食材の名称を見て「ある程度”出てくる料理の検討”がつくところ」にしたのです。
せっかく異国に来ているので現地の味に触れようかとも考えたのですが、初日は確実性を重視しました。
私達の読みは当たり、オーダーした料理全て美味しくいただきました。
『ニューカレドニア研修旅行【2】』へ続きます。