兼六園

 

 もうすぐ年末・年始ですね。1年で最も旅行代金が高く、最も宿が取れにくい時期です。

その次に予約手配に苦労するのがゴールデンウィークではないでしょうか。

ある年の5月、せっかく大型連休が取得できたのに何の予定も入ってなかったので友人を誘って旅行をすることにしました。

「宿が見つからない」「電車が全然来ない」等、少しスリルを感じながらのおもしろ珍道中についてお届けします。

北陸方面を周遊される方の経路検討のご参考になればと思います。

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 自分達で名付けたツアータイトル「北陸OL珍道中ツアー」

 そのことを共通の友人に話すと「周遊きっぷを利用するとお得に旅行が出来るよ」と教えてくれました。

「1週間乗り降り自由で、ちゃんとGW中も利用できる」と聞き、その周遊券に基づいて旅のルートを決めることにしました。

そこから「交通費もお得になるように行くんだしどうせなら旅費自体を節約して行ってみよう」という流れになり、予め予算を定めることにしました。

さらに「事前に調べていって予算内に収めるのでは面白味に欠ける」と言い出し、最終的に「GWにあえて旅程を決めず、事前に宿の手配をせず、レジャー代や食事代にかける予算を5万円に抑える旅にしよう」ということになりました。

 ちなみに「自由周遊区間」はこちらでした。

周遊券
 


 福井の名所を楽しみ芦原温泉で癒される1日

 まずは福井駅で下車し、市電とバスを乗り継いでサスペンスドラマのロケ地でよく知られる東尋坊へ行きました。

ゴツゴツとした岩肌と高い波がまさに日本海!といった感じでしたが、高所が苦手な私はあまり断崖絶壁のところには近づけませんでした。

それから再びバスに乗り越前松島越前松島水族館に向かいました。

連休中でしたが「満席」ということもなく、ゆっくり座ってイルカショーを楽しむことが出来ました。

イルカショー

 その日のみ、福井に住んでいる友人に「値段がお手頃で、且つご飯が美味しい宿を紹介してほしい」と事前に頼んでいたこともあり、私達の観光が終わる時間に合わせて迎えに来てくれました。

その福井の友人と旅の同行者は初対面でしたがすぐに打ち解けてくれたので、宿の方にお願いして3人で夕食をいただきました。

 翌日は民宿の近くの朝市に立ち寄った後芦原温泉駅から金沢へ向かいました。

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 自然とグルメを大満喫!人気都市金沢

 石川の県庁所在地である金沢まで来ると、如実に大型連休と分かる混雑ぶりだった為、駅に着き次第観光に出向く前に宿を探ることにしました。

まだインターネットが普及していなかった時代ガイドブックの「ホテル一覧ページ」を見ながら片っ端から電話で問い合わせしていき、何とか1軒ビジネスホテルの1部屋を取ることが出来ました。

ホッとしたところで寺町周辺へ移動しました。(金沢の街は駅周辺より寺町界隈が栄えているのです。)

 まずは九谷焼の絵付けにチャレンジ!絵心は無いですし、事前に絵付けをするつもりではなかった為デザインを考えているはずもなく、描き始めるまでにも時間がかかったのですが、ご指導のおかげで満足できるくらいの仕上がりになりました。

「焼きあがったら後日自宅に送ってくれる」というシステムだったので配送の手続きをして、次は「忍者寺」と呼ばれる妙立寺に行きました。

「周遊きっぷ」のことを薦めてくれた友人からのいちおし名所だったので、ここだけは事前に行くことを決めていました。

やはり人気の名所でかなり混み合っていましたが無事に入ることができ【渡り廊下に見せかけた落とし穴階段】や【隠し階段】等様々な仕組みを持った階段群(本堂に集まった階段は全部で29ヶ所)を見学しました。

その後は、文豪室生犀星が愛した川として有名な犀川へ、「橋からの眺めがオススメ」と聞いてので、お寺から犀星のみちをずっと散策しました。

朝からたっぷり歩き回った後は「金沢ではやはりお寿司をいただこう」と思いお寿司屋さんに行きました。少し奮発して回っていない寿司・割烹のお店で魚介を堪能しました。

 3日目は朝から日本三大名園のひとつ兼六園へ。(ちなみに残りの2ヶ所は茨城・水戸偕楽園と岡山後楽園です。)

名園なので当然のことかもしれませんが、草木がとても綺麗に整えられていて自然公園というよりは芸術作品の集合体という雰囲気でした。

兼六園は冬の時期も絵になることで有名なので、いつかまた行ってみたいです。

兼六園からは直接金沢駅に向かわず、近江町市場に立ち寄り、玉川公園で昼食を取ってから和倉温泉に向かいました。

 


『福井・石川・富山5日間の旅【2】』へ続きます。

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