滞在3日目(最終日)はミュージカル観劇以外特に予定は決めていなかったので、開演時間までは再びシャーロットタウンを散策することにしました。
初日に行っていない観光名所と、楽しみにしていたミュージカル『アン・オブ・グリーンゲーブルズ』についてご紹介します。
ミュージカルが好きな方も「赤毛のアン」の小説が好きな方にも是非知っていただきたいです。
お散歩日和~快晴のシャーロットタウン探索【2】
最終日は再びオーナーが送迎してくれたので、1日目と同じところで降ろしてもらいました。
まずはすぐ目の前の建て物コンフェデレーションセンターの敷地内にあるアートギャラリー&ミュージアムに入りました。特別展示コーナーにはモンゴメリに関する展示物が並べられており、その中には「赤毛のアン」の生原稿もありました。
その後はビーコンズフィールド(財閥のお屋敷が重要文化財として博物館になった建物?)を見学しました。
初日は雨の中での散策だったのであまりゆっくり出来なかったのですが、この日は快晴だったのでビクトリア公園のベンチに腰をかけてのんびりランチをしたり、あちこちで写真を撮ったり海沿いの遊歩道を散歩しました。
散策の途中で前日に話した「カナダ人のご婦人達」とまたまた再会!彼女達もミュージカルをご覧になるとのことで座席番号を聞き、再再会を約束して分かれました。
リアリティに溢れたフィクション!感動のミュージカル「Anne of greengables」
散策を終え、コンフェデレーションセンターの劇場に向かいました。
元々ミュージカルを観るのが好きですしプリンスエドワード島でアンのミュージカルを観られるというだけでかなり嬉しかったのですが、3日前に購入したチケットの座席が3列目のど真ん中という観劇で一番見やすい席だったので、この日が来るのをとても楽しみにしていました。
このミュージカルは通年観られる訳ではなく夏期のみの公演(6月中旬から9月上旬)であることを後から知り「8月に来られて本当に良かった」と思いました。
チケットの価格がお手頃だったことが関係するのか、舞台のセットは「豪華」というよりは手作り感がある雰囲気でした。
内容は「物語の概要」「有名エピソードの抜粋」という感じだったので、本を読んでいる人には慣れ親しんだシーンの連続だったと思います。
ただ昨日のツアーで知り合ったYさんは「原作とは違う点が多い」とおっしゃっていたので、人によって感じ方が違うかもしれません。
いずれにせよ本を読んだことがない人がご覧になったら一度本を読んでみたくなるはず!と思えるくらい素敵に楽しく仕上がっていました。
笑いあり、個人的には涙するシーンもあったので泣いていたらお隣の少女に驚き顔で見られてしまいました。
劇場内のお土産屋さんで劇中歌CDが販売されていたので記念に購入したのですが、帰国してしばらく経った頃TVからその劇中歌が流れてきました。
詳細は分からないのですが、どうやら劇団四季が同じ演出にて公演されているようです。今でも観られる機会あるのであれば行ってみたいと思います。
宿の選び方は様々~高級B&B訪問
終演後、劇場ホール内のベンチでカナダ人のご婦人達を発見したので「あちこちでお会い出来て嬉しかったし、お陰様で楽しい旅になりました」とお礼とご挨拶を申し上げた後、会場を出た私はYさんとレストランに入りました。
失敗の少ないイタリアンを選んだのですが、ここでも口に合わず。ご飯運にはあまり恵まれない旅でした。
食後はYさんの宿泊されている高級B&B(ベッドアンドブレックファースト)に遊びに行き、一緒にティータイムを過ごしました。
Yさんのお部屋にはバスルームはもちろん客間まで備わっていました。そのうえ屋上に見晴らしの良いテラスも設置されており、そこでお茶とクッキー(いくらでもいただけるサービス)をご馳走になりました。
宿に戻ってからは日本人スタッフの女の子と女子会。何を話したのかすっかり忘れてしまいましたが、話は尽きず一睡もしないまま朝を迎えました。
約3日間、駆け足での観光は決して「満喫」というまでには至りませんでしたが本当に幸せでした。
次回の訪問では豪華なB&Bを利用出来るように頑張ろうと心に誓いました。
【シャーロットタウン(プリンスエドワード島)の過ごし方】
「赤毛のアン」ミュージカルは必須です(6月から9月のみ)
海が見えるビクトリア公園は緑も多く癒されます
歴史が好きな方は「プロビンスハウス」や「ビーコンズフィールド」へ
(プロビンスハウスでは日によって寸劇が観られます)
食事は「味がシンプルなシーフード」がオススメです
今度訪れる時は島の隅々まで巡れるようにレンタカーを借りたいと思います。
この後に続くカナダ東部紀行(ケベック~モントリオール~オタワ~トロント)についても近々お届けします。