久々に飛行機を使って遠征することにしたのですが、手順を間違え失敗をしました。勘が鈍っていたというより、単純にリサーチ不足が原因です。
遠征の手配について、ここまで必死になる人の割合はかなり数少ないとは思うので参考になる方がいらっしゃるのかわかりませんが（笑）。
全国追っかけている方に手配の考え方についてお伝えしようと思いました。自分への戒めという想いもあり失敗談をご紹介します。
遠征で大事なポイント
遠征の手配方法はどちらかというと“出張手配”の感覚に近いです。
友人との観光旅行とは違い、行き先も日時も先に決まっています。自分に与えられた条件でそこに到達しないと意味がありません。
そのうえいろんな事情により予定が変動しうる可能性があります。
理想的な形で目的を果たすために「何を考慮して決めるのか」が重要となります。ざっと思いつく限りでもこれだけあります。
● 旅費
● 行程
● 体調
● 融通性
● イベント前後に猶予がある（休める）かどうか
この中で「何を優先して旅程を決めていくのか」 この点は観光旅行の手配をする時と考え方はほぼ同じです。
早期手配したことで考えられるデメリット
飛行機での移動は早くて便利ですし、早めに手配すればそれほど高額ではありません。
イベントの日程が早く発表された場合「早期購入割引のある航空券の手配」はかなりお得で、時間を効率よく使うという意味でも最善の選択肢です。
しかし下記のような条件が付くので遠征においては不安要素があります。
● 利用便の変更が出来ない（日にち・時間いずれも不可）
● キャンセルすると（変更含む）通常の手数料+運賃（購入額）の５０％の手数料を支払うことになる
● 予約した日にちによっては予約から購入までの期限が短いので、後からパッケージ旅行等へのシフトチェンジが出来ない
以前は「飛行機を利用するならパッケージ旅行が割安」という考え方が一般的で、飛行機と宿とその他移動手段を個別に手配をして割安で済むケースはあまりありませんでした。
しかし、ここ最近はパッケージ商品の旅行代金があまり割安ではなくなり、むしろ航空会社の企業努力により「早期割引運賃」の設定が豊富になったことで移動手段とホテルを別々に取ってもさほど値段が変わらなくなりました。
（LCCが就航している路線がある地域への遠征は個別手配の方がお得に行ける傾向にありました）。
個別手配のポイントは「ホテルを上手く探すこと」これで大幅な経費節減が出来ます
要するにホテルさえお手頃なところを見つければ旅費は大幅に抑えられるようになった訳です。（近年ホテルチェーンの割引企画や予約サイトのサービス等本当に充実しいます。）
さらにホテルを個別に手配した場合キャンセル料が発生するのはたいてい３日前から宿によっては当日までキャンセル料がかからないところもあります。
その為キャンセル料がかかる日までに、他にも”自分にとって”より良い条件の宿を見つけた場合自由に取り直しが出来ます。
一方パッケージ旅行の場合、旅程の中で「ホテルのみを変更したい」と思っても取り直し（一旦予約していた旅程をキャンセルして新たに組み直す）という考え方になります。
「変更手数料」という括りは存在しないので、実質旅行をキャンセルした時と同様に旅行出発の前日から起算して２０日前からキャンセル料がかかってしまうのです。
優先順位の決め方～自分の価値観によって異なります
上記のことを踏まえた上で、個人的な事情を踏まえて「何を優先していくのか」順番を決めます。例をあげるとこんな感じです。
● 多少費用がかかっても身体が楽な方を選択（特に仕事が忙しい時期など）
● とにかく費用を最小限にする
● イベントの日程前後にイベントが入る可能性を予測できた場合。実際にそうなった場合にリスク（安い航空券を手数料払ってキャンセルすること）を背負って事前手配をするのは賭けと同じ。
手配するか様子を見るかを判断する。
● 「この地域に泊まる時はここ！」というこだわりのホテルがあれば、値段や手配方法に関係なくホテルの取りやすい手段を選ぶ
● 本当は費用を抑えたいけれど、仕事の都合上時間短縮を優先
今回の失敗の原因は「これ」でした
今回もそういう流れで計画を進めていました。
確実に帰らないといけない復路の航空券のみ早期割引分で購入し、ホテルは予約だけしておく。
往路は高速バスか何か、出発間際でも料金に変動がない交通手段を選択し、最低限の予算で出発する予定でした。
それが一番割安で行けると信じていたのです。
しかし、ある日何気なくTwitterのタイムラインを見ていたら、某航空会社のサイトがリツィートされていたので、サイトに飛んでみるとかなり大規模な【パッケージ旅行キャンペーン】広告が目に飛び込んできました。
発想が個別旅行に傾きすぎパッケージ旅行へのリサーチを怠っていたのです！
購入済みの航空券をキャンセルしても尚、打ち出されたパッケージの旅行代金が安くなるようなら旅程を変更しようと思い、そのサイトで空席照会と旅費検索をすることにしました。
● 乗ろうと思っていた便はまだ往復ともに空席あり。
● ホテルへのこだわりも特になし
この条件で算出したところ、考えていたよりも安い旅行代金になりました。
しかし既に購入している航空券のキャンセル料を加算すると個別に手配した場合の旅行代金の予算を上回ってしまった為、この商品の購入は諦めました。
今回は「日程の変動の可能性」を考える必要がなかったので早期割引が適用された航空券を買ってしまっていたことが仇となりました。
先にこのキャンペーンに気づいていれば「往復航空券利用」という体力的にも一番楽なプランで旅費も割安に抑えられたというのに。
ホテル探しにおいて、なかなか割安なところを見つけられていたので「片道を高速バス利用にしたらかなり旅費削減になる」と高を括ったのが間違いでした。リサーチ不足としか言いようがありません。
久々の大失敗！やはり『全国区(全国飛び回るメンツを身内でこう呼んでます）』で活動する以上常にリサーチは大切であると心に刻みました。
【今回の教訓～遠征する人はここに注意！！】
自分の知識だけで判断をせず、常にリサーチを怠らないこと
ある程度の経験から先入観を持ってしまいがちだが、考えられるパターンを全てあげて検証すること
直前のイベント等に備えて多少融通がきくかどうか視野に入れること
合わせてキャンセル料が発生する日にち・キャンセル料の金額について確認しておくこと
とはいえ健康第一！！無理をして会社を休むなんて言語道断！（という謎のプロ意識）
お金と健康と時間のバランスを考えましょう！
