私が旅行カウンターで働いていた頃、元従業員でよくお店に顔を出される方がいました。
一緒にB’Zのライブに行くというくらい店長と仲良しで、来店時も音楽のことについてお話しされており、私もその会話に混ぜてもらうようになったのをきっかけに仲良くなりました。
最初はご飯を食べに行ったり映画を観たりしていただけでしたが、とても気が合い、ついには一緒に旅行する程の仲になりました。
今回は一緒に訪れた 中国・山陽地方 の行程の中から門司・下関界隈についてご紹介します。
いろんな角度から門司・下関を楽しむことが出来た旅行記です。
関門海峡のグルメ・「門司港レトロ」と呼ばれる駅舎界隈の風景が気になる方、水族館がお好きな方は是非ご覧になってください。
海外旅行計画が一転！本州西日本の旅に
彼女と旅行の計画を考え始めた頃は海外に行く予定だったので、会社には６日間休暇申請をしていました。
しかし予算やお互いの希望する渡航先などいろいろ検討したのですが、上手く決まらず「それなら国内であちこち行ってみよう」と切り替えることにしました。
私が門司港レトロや厳島神社に興味があり、友人は湯田温泉に行ってみたいと言うので一気に門司まで移動してしまい徐々に西方面に戻ってくる形でルートを決めました。
駅弁好きな友人のおすすめで広島名物のあなごめしを購入し、門司へ向かう新幹線の中で旅程を練りました。
大正時代に建てられた駅舎と有名建築家ロッシのホテル
門司駅に降り立った瞬間からタイムスリップしたかのような感覚になりました。
建物は大正３年、ローマの駅を模して建てられたネオルネッサンス様式の建築だそうです。
駅構内を見てまわっていると「大正風の番傘を持ちながら記念撮影をさせてくれるコーナー」があったので傘をお借りしました。
現在は平成２４年から大幅な修繕工事をされており平成３０年３月に完成予定だそうです。
観光に出る前に先にホテルにチェックインすることになり『門司港ホテル（現：プレミアホテル門司港）』に向かいました。
福岡の『ホテルイルパラッツォ』や大阪の『ホテルイルモンテ』等を手掛けた有名建築家アルド・ロッシが携わったホテルで、以前から建物の全景や入り口の造りが門司の「門」の形になっていることに興味を抱き、一度泊まってみたいと思っていたホテルでした。
部屋に入ると窓から関門海峡と、下関と福岡に跨ってかかる橋が視界に飛び込んできて、あまりにも清々しい景色にこれからの観光がとても楽しみになりました。
「見る・遊ぶ・食べる」門司・下関のおすすめスポット
ホテルを出ると駅周辺を散策しました。
友人は美味しいものについて詳しく、さつま芋専門店の「芋伝説」さんや生うに丼で有名な「放浪記」さん、川棚温泉の名物瓦そば屋「たかせ」さんの支店等の看板を見つけてははしゃいでいました。
門司にウニというイメージがなかったのですが、海の幸が豊富であることを改めて認識しました。他にもたくさん有名グルメがあることを知りました。
続いてはレンタサイクルをすることにしました。
門司から下関に行く時、車だと「関門橋」もしくは「関門トンネル」を利用するのですが、そのうち関門トンネルは二重構造になっていて、上には車、下には歩行者・自転車が通れるようになっているのです。
それを知った私達は海中の県境に行き、ありきたりですが境界線をまたいで記念撮影をしました。
自転車を返却し「門司港レトロ地区海峡プラザ」の方に向かうとバナナの叩き売りをやっていました。
台湾バナナが大量に輸入されていた門司港がバナナの叩き売り発祥の地で、熟れすぎたバナナをいち早くお金に換える為の手段だったと伺いました。
夕食はそのエリアでお寿司を食べ、街の夜景を見に門司港レトロ展望台に上りました。
翌日は下関に渡り、海峡メッセ下関の海峡ゆめタワーに上って巌流島を見下ろしたり、海響館と呼ばれるしものせき水族館に行きました。
海響館は時々メディアに取り上げられるほど展示されている生き物たちに興味がいく工夫やいろんな取り組みをなされており、子供だけでなく大人もつられて楽しめるように作られていると感じました。
私はイルカが大好きなのでこの時もイルカショーの前後もイルカプールでイルカ達が泳ぐのを眺め癒されました。
これまで全国にある水族館、何軒も行きましたが一番のお気に入りです。是非行ってみてください！
この日は関門エリアを離れ、湯田温泉に宿泊することになっていたので、最後にもう一度関門海峡の恵みをいただきたく唐戸市場に行きました。
お寿司、海鮮丼、ふぐのから揚げ等、お昼から豪華な食事になりました。
本当は巌流島まで行ってみたかったのですが、改装中か何かで船が運休していて訪れることが出来ませんでした。
【門司・下関～こんな人にオススメ！】
海鮮がお好きな方
古い街並み散策がお好きな方
展望台に上るのがお好きな方～それぞれ時間帯によっていろんな表情を見せるようです
水族館や海の生き物がお好きな方～本当におすすめです
冒険心がある方～海底を自転車で走る感じを味わってみてください
中国・山陽地方を巡る４日間【２】へ続きます
