滞在最終日は「ニューヨークまで来たら絶対見に行きたい!」と思っていた自由の女神像を見る為リバティー島に行くことにしていました。
女神像の中はトーチのところまで登れるようになっていると聞いていたので登るつもりでいましたし、1日中リバティー島に滞在するくらいのつもりで楽しみにしていました。
ところが予想外の展開が次々と起こりました。
夜景観賞が好きな方は読んでみてください。
自由の女神に会えず世界一高い展望台にも上れず!しかし摩天楼の夜景観賞は成就
フェリーにのりばのあるロウワーマンハッタン・バッテリー公園に着いてから、フェリーが欠航なことを知りました。
大雪だったのですから予想できたことなのに何も調べずに乗り場まで行ってしまったのです。雪の影響でハドソン川が凍ってしまったとのことでした。
相手が天災ではどうすることも出来ないので潔く諦め、証券取引所等があるウォール街を見て回ったり、ミッドタウンに戻って買い物をしました。
この時期すでにセールピーク期は過ぎていますが、物によってはかなり安価で買えました。
夕方にはミュージカルのチケットを手配してくれた方にご挨拶することになっていたので、彼のオフィスがある(今はなくなってしまった)ワールドトレードセンターに向かいました。
そして彼のオフィスを訪ねる前に、敷地内にある世界一高い展望台に行こうと思っていました。
しかし最寄り駅のターミナルが広すぎて迷ってしまった挙句、ワールドトレードセンターの2棟の内「展望台がない方」に行ってしまい、営業時間までに展望台あるタワーに入場することが出来ませんでした。
とても残念でしたが、彼の勤めるオフィスからもマンハッタンの夜景を眺めることが出来ました。
43階でも十分見晴らしが良くニューヨーク摩天楼の夜景は本当に最高で、彼がお仕事を終えられるまでの間窓から離れずずっと夜景を眺めていました。
「次に来た時には必ず展望台に上ろう!」と帰国後リベンジすることを目標にしていたのですが、9.11の象徴ともいえる「そのビル」はなくなってしまいました。
オフィスを出てからは「車でしか行けないところに案内しよう」と考えてくださったようで、ニューヨークのお隣ニュージャージー州までドライブしてくださり、ニュージャージーの凱旋門を見ることが出来ました。
帰国出来ないという予想外の展開!その対処法は?
ついに帰国する日になってしまいました。
その日のニューヨークは道にこそ雪は積もっていましたが、降雪はなかったので「帰れない心配」は全くしておらず、すっかり帰り支度を済ませていました。
しかし私達は日本に出発することが出来なかったのです!
「大吹雪」はアメリカだけの問題ではありませんでした。
成田空港が閉鎖され、日本からニューヨークに向かってくる便が欠航になった為折り返し便で帰る予定だった我々も帰れなくなったという訳です。
日本で国内線の欠航であったなら、新幹線等別の手段を使って移動する手立てもありますが、滅多に欠航にならない国際線が欠航になってしまったのでは打つ手はありません。
ひとまず自宅に国際電話をかけ「会社の就業時間に合わせて出勤できない旨上司に伝えてほしい。成田に着いたら自分からも電話を入れるので」と家族にお願いをしました。
「必要に以上にくよくよしても仕方ない!帰れないものは帰れない!出社したら謝ろう!帰ったらお仕事頑張ろう!」
欠航と分かった瞬間はどうしようかとパニックになりましたが、みんなで話し合い、急遽増えたおまけの1日も名一杯楽しむことにしました!
『極寒のニューヨーク5日間【3】』へ続きます。